右も左も分からない梱包…

Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話

商品の梱包といって思い浮かぶのは、某通販サイトの過剰包装。

小さな商品に対して大きな箱で、商品の周りには大量の紙…どうしてこんなにゴミを入れるの!?と、通販に慣れていない頃はとても不思議に思っていました。

そんな私が、フリマアプリを活用して早数年が経ちます。

今では「商品を守るために必要な梱包」がいわゆる過剰包装だったのだなと感じます。

そもそも、通販の際に使われる箱の大きさは決まっており、宅配業者によって規定が異なります。

その中で、自社のオリジナル梱包キットを持っている会社は限られており、その梱包キットの中だけで丁寧な作業を行わなければいけない業者の気持ちが今ではよくわかります。

フリマアプリに出品をし始めた当初、生まれて初めての注文を受けた際にどうやって梱包をすればいいのか全くわからず、ネットで何度も検索をかけたことを覚えています。

商品の包み方や箱の選び方はもちろんのこと、商品と箱の隙間はどうしたらいいのかがとにかくわからず、本当に困惑しました。

そこでようやく、自分が通販で商品を買った際のことを思い出すのです。

「あ、あの過剰包装は商品を守るために必要だったんだ」と。

せっかく買ってくれた人に対して、こちらもそれ相応の対応をしなければ失礼だと思い、まずネットで梱包のやり方を学んだ後、実際に大手通販サイトにて商品を改めて購入し、その梱包のノウハウを吸収しようと頑張りました。

私が出品した商品は、小瓶に入った化粧品。

決して割ってしまうことは許されず、本当に緊張しながら梱包をしたことを覚えています。

プチプチを100円ショップで購入し、某大手通販サイトの段ボールを使い回し、見よう見まねで梱包しました。

初めての梱包、送付を終えた後も、買ってくれた人からの評価が下りるまでの時間は地獄のようでした。

本当に商品が届くのか、支払ってもらった金額に見合うような丁寧な梱包ができていたのか。

考えすぎかもしれませんが、自分がもし購入した側だったら、丁寧に梱包されていなければきっとショックを受けます。

梱包作業は、そんなことを考えさせられるほど貴重な体験となりました。

無事商品が相手の方の手元に届き、「丁寧な梱包をありがとうございました」というコメントをいただいた時の感動は、今までに味わったことのないものでした。

きっと、ECサイトの運営で梱包に携わってる従業員たちは、こういった真摯な気持ちで梱包に向き合っているからこそ、過剰包装とも言われるようなきちんとした梱包を行なっているのだと思います。

フリマアプリの梱包作業は、いくらでも手の抜ける作業です。

でも、知らない人のために工夫を凝らし、一生懸命に何かに取り組むことは決して無駄なことではなく、こうした連鎖が優しさや暮らしやすさを生み出していくのだなと感じました。

今では、プラス料金をいただいて更に丁寧な梱包を心がけています。

小さな心遣いですし、必要ない人には重要ではない部分なので、時間をかけすぎないようにすることで、自分自身の心の余裕にも繋がりました。

通販サイトの過剰包装は、今でもよく「無駄」と言われることがあります。

しかし、必要だからこそ行われている大切な仕事であることをいろんな方に知っていただきたいです。

フリマアプリでは、みなさん梱包の大変さを知っていますので、ここにお金がかかることも理解してくれます。

自分が納得できる形で、人に対してしっかりと対応する能力をつけさせてくれた大きなきっかけとなりました。

常に自分が購入者側だったらどう思うか?ということに重点を置き、より良い取引ができるようにするためにも、しっかりとした梱包を心がけていきたいです。

苦労したフリマアプリでの発送

●洗濯機●
縦型洗濯機がフリマアプリで売れたので、発送方法を考えたときにクロネコヤマトでやっているらくらく家財宅急便というものがあることを知りました。

こちらは自宅にクロネコヤマトのスタッフが来て梱包をして持ち出して発送してくれるというものでした。

しかし、
掃除などのメンテナンスは自身でやらなくてはいけないため洗濯機の曹洗浄や隙間のゴミ、
乾燥フィルターのホコリ取りなども徹底的にやらなくてはいけなくて大変でした。

アルコール消毒のためにアルコールをたくさん消費もしました。

発送のとき実際に自宅にクロネコヤマトのスタッフが来てくれたのは良いのですが、
付属の金具や水平器などはないか言われて慌てて探しましたが見つけることができず。

今の状態で使えていたので、この状態のまま発送すれば相手も使えるだろうと特に付属品のことは気にも留めていなかったのがミスでした。

それから運搬にあたっては、
ホースから残りの水などが出てこないように念のためタオルを床に敷き詰めての運搬だったりと、
洗濯機本体を持ち上げることはしなくても良いのですが細かなサポートや準備が必要でバタバタして大変でした。

●ベッドフレーム●
セミダブルのベッドフレームを発送することになり、
まずは組み立ててあるフレームを全てバラす作業になりました。

脚が全部で7本か8本ほどあり、
それをバラすためにはベッドフレームを横にしなくてはネジを外すことはできません。

ベッドフレームを横にするには主人もいなくては出来なくて、
主人の帰りを待ってからの夜間作業になってしまい、
子供もいたので寝る時間が遅れてしまい大変でした。

脚などをバラしてからもすべて拭きあげたりネジがなくならないように袋にまとめたりと細かな作業も必要になりました。

洗濯機同様にクロネコヤマトの家財便で発送したため、運搬はやって頂きました。

●絵本●
少し大きめの絵本をフリマアプリで格安で売りました。

厚みはなく、
絵本なので送料もかからないだろうと思いましたが、
実際に梱包してみると大きさが大きく送料のほうが売り上げよりも高くなることが判明。

レターパックライトに無理やり入るか何度もやってみましたが、
蓋が完全に閉まらず結果的に送料のほうが高くなってしまいました。

●タイヤのアルミホイール●
19インチのタイヤ付きホイールが売れたため、
クロネコヤマトに集荷をお願いしました。

事前の電話で複数本ある場合はまとめて梱包すると一つの荷物の料金にできますと教えて頂いていたため、
4本を間に段ボールをちょうどいいサイズにカットして挟みまとめておきました。

いざ、スタッフが集荷にくると4本では持てないので2本ずつに梱包してください。

段ボールももう少し大きくカットして頂かないとホイールに傷がついてしまうかもしれないと言われました。

その日しか天候が良くなく、次の日には主人も仕事へ行ってしまい留守。

今日発送しますと買主さんには連絡済みということもあり、慌ててクロネコヤマトのスタッフを待たせて作業しました。

段ボールのカットし直し、
2本ずつに分けるために一度すべてバラバラに戻す作業。

結果時間もかかり、
段ボールも足りなくなってしまいスタッフが店舗に持ち帰ってから残りは梱包しておきますと言って集荷して行きました。

タイヤ付きホイールは、
梱包という梱包はする必要はないと思っていたので、
まさかこんなに手間がかかるとは想像もしていませんでした。

●プリンター●
自宅用のプリンターを売ったのですが、意外とちょうどいい大きさの段ボールがなくて困りました。

大き過ぎてもプチプチをたくさん使わなくてはいけなくなりますし、
中で揺られやすくなるためです。

ネコポスの厚み制限でのたたかい

だいぶ昔に購入したozz onesteのワンピースを掘り起こしてしまいました。
元値はとてもじゃないけど今ならポンと買えないような値段でしたが、このまま着ないから捨てることはできないし、かといって友人…にあげても着る人をら選ぶようなデザインだったのでフリマアプリを使用してみました。
宝物は綺麗にしまっておく性格が幸をなし、状態はすごく綺麗で確かに数回しか気ないままウン10年たってしまいました。
ですがワンピースってやはりトルソーが来ているからイメージがしやすかったり、実際に手に取ることで愛着が湧いたりするもんですね。
写真をとるけどどれも気に入ることはなく、ですが着用しての撮影は…何かが許さなくて結局カメラロールいっぱいに撮ってしまいました。
布を平面で撮るのはかなり難しく椅子の上に乗ったり外からの光を入れようと明け方から待機したりとここから苦労が始まっていたような気さえします。
、ozz oneste商品やワンピースの相場を見て相応の値段をつけましたが、閲覧者やいいね!はつくが一向に売れる気配がなくコメントひとつありません。
みんないいね!をポチってるだけです。
1日ごとに100円ずつ値下げするなどしてみましたが効果はなく、虚しい日々が続きました。
やはり欲しい人に届くのが1番。
服は着られてなんぼですよね。
ここで下心をだして利益を考えてはいけない…と思い思い切って元値から0をひとつとって出品したところ、2秒で売れました。
あの身体をつるような思いをした撮影会や今までの値下げては落胆していた日々はいったい…。
これがフリマアプリの醍醐味でもあるのでしょうか。
さて、梱包ですが布とはいえワンピース、しっかりした素材ですので綺麗に畳むとまぁ厚みがでてしまうんですよね。
ハンガーで吊るしてるとぺらいように見えて畳むと結構質量を感じます。
これをいかに、値下げした分送料を安くするかの戦いのゴングが鳴り響きます。
まずは先方に簡易包装の許可、ぎっちぎち梱包の許可を頂きました。
1番デフォルトな送料はネコポスで200円でおつりがくる程度のもの。
その次は専用の箱を80円ほどで購入して更に送料が370円程するものになってしまいます。
頑張れば収まりそうな気がしてならない。
送料は安く済ませたい。
どうしても譲れない戦いがそこにはありました。
そうです、ネコポスにするならA4サイズ、厚さ3センチにする必要があるのです。
まずは紐で小さく縛ります。
ですがやはりギチギチにしても厚みは消えずむしろボンレスハムのようになってしまいました。
いやいやお中元かよ。
却下。
次はA4サイズの封筒に入るように畳みます。
とても美しいとは言えませんがなんとか厚みは抑えられたように思えます。
ちょっとキツいけれどもあとは封をして空気を抜けば…とぎゅっと押した矢先、袋は爆発四散しました。
紙が布に耐えきれなくなる瞬間を私は初めて見ました。
サイズは問題なくとも、封筒の耐久度に問題が出てきてしまいました。
こうなりゃ頑丈な封筒にするっきゃない、と捨てられない性格がゆえに集めていたお高めのお店の固めな紙袋を召喚しました。
ようは、紙類でありサイズがA4で厚さが3センチならなんでもよいのでしょう?とよくわからない結論に至り紙袋を生成するところから始まりました。
端は少し大きめに切って今度は爆発四散しないようにガムテープでぎっちり貼り合わせていきます。
ワンピースはジップロックに入れてやりました。
空気さえ無ければ勝利確定です。
こうして入れ物から手作りしたおかげで無事に私のワンピースはポストに投函されたようで、中身も無事との連絡もあり一件落着しました。
次からは封筒にいれても爆発しないようなサイズの出品だけにします。