メルカリで出品した時の体験談

Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話

ある日部屋の掃除をしていると買ってから殆ど使っていないNintendo SwitchとソフトFIFA19が転がっていた。

「使わないし売ってしまおう」と思った私はふと「フリマやってみるか」と考えサイトを開いてみました。

メルカリ、ラクマ、ブクマ、オタマート……訳が分からん。

「ゲームだからオタマートがいいのか?」「メルカリとラクマってどっちがいいの?」

いままでゲームや本はBOOK OFFで全て処理していた私は常々「勿体無い事をしているのでは?」と考えてきました。

しかし33歳である私はとにかくネット環境に疎い。

メルカリと聞いた時も「素性の一切分からないような人と取引するのは嫌だな」とか「何かトラブルとか犯罪に巻き込まれたりしないの」なんてお年寄りみたいな考えを巡らせました。

結局知名度からメルカリを選択。

会員登録を済ませて、(この時点ですでにやる気半減)いざ出品。

初心者の私はマニュアル通りに説明文を書き、値段を定価の7割程度に設定してみました。

段ボールを用意して……段ボール家に無いよ!!

そう意外と段ボールって家に常備してないですよね。

しかもNintendo Switchとソフトを入れるだけの段ボール、小さめで良いわけで。

近くの薬局を転々とする。

「すいません、この位の小さい段ボールありませんか?」

「ごめんなさい。
段ボール今切らしていて」

この問答を繰り返す事4件目、やっとの事でゲットできました。

この頃は新生活シーズン、みんな段ボールが必要だったようです。

さていざ梱包。

これまた梱包の仕方をネットで調べながらテキパキ……できるか~。

「どれくらい詰めればいいの?」「クッションは?」「本体大丈夫だよね?」とかブツブツ言いながら作業をする。

小心者の私は配達中にぶつけて壊れたらどうしようとか、相手に欠品が届かないようにとばかり考えていました。

その時気づいた。

「まだ入札来てない!」と。

でもNintendo Switchは人気商品だろうし、FIFA19も同じはずだと考えながら携帯をチラチラ。

すると買いたいという人が現れる。

「良かった」と安心している私にコメントが、「値段交渉がしたい」

値段交渉という意味不明な展開に。

メルカリなどのネットオークションをやっている人には当たり前のこの作業。

私は不慣れなため、相手のペースに。

始めは破棄しようと考えていた品だから買い取ってもらえるならいくらでもいいや、と相手に合わせて対処してしまいました。

結果として定価の60%で合意。

最初が70%だったので余り変わらないか、と思った私は完全に負け組です。

「簡単だな」と思いながら品物を配送、近くのセブンイレブンから出荷。

「どうか綺麗なまま相手に届きますように」どれだけ小心者なのか私。

しかしここから私はメルカリの欠点を多いに知ることになった。

支払い方法はコンビニ決済なのだが音沙汰が無い。

相手方に入金が無い旨を伝えるとしばらくは無視、やっと連絡がついたと思えば言い訳ばかり。

そこで同じような件がないかネットでメルカリのトラブルについて調べてみた所、とてつもない量のクレームがありました。

人によっては2回に1回は何かしらのトラブルを起こしているとか。

そこでの解決方法は運営に委ねる事。

私も運営と協力し、相手側と連絡をつけて支払いを済ませてもらいました。

はっきり言ってもうフリマアプリを使おうとは思いません。

と言っておいて2回目に手を出してしまったのが私です。

メルカリの動向を携帯でチェックしていると欲しかったアクセが出品されているではありませんか。

見た目は10代20代の人が着けていそうなアクセでした。

「これは正直定価近くでも欲しい」、そう思った私は値段交渉をしてみる事に。

あんなに面倒臭い経験をしたメルカリを再び使う事になるとは。

さすがに今回は注意する点は気にかけました。

この人は過去にどの位の出品をしているのか、アイコンはしっかりしているか、住所などのプロフィールは充実しているか等です。

そこでこの人は安心して取引をできると判断した私は交渉する事にしました。

交渉は難航、しかし交渉の末に値下げに成功、恐らく定価の50%くらいまで下げる事が出来ました。

「やったー、フリマもなかなかだな」なんて180度考え方が変化していました。

いざ品物が届き荷物を解くとアクセが欠けているではありませんか。

メルカリあるあるでは読んだ事あったけど自分の身に起こるとは。

すぐに出品者に連絡を取ると、当たり前のように

「僕の責任じゃないですよ。
壊れていませんでしたよ」と。

「そんなもん通じるか~。
こいつ社会人じゃないな?」と考えながらまたしても運営に連絡。

これがまた頼りない。

「お互いにしっかり連絡とりましたか?」とか「本当に壊れているのですか?」とか。

面倒臭さが丸見え。

この品は当然ですが返品させて頂きました。

私の場合トラブル率100%(笑)

でも相手と連絡を取り合う事が出来ただけラッキーなようです。

こちらが幾ら下手に出ても無視され続ける事もザラにあるようですから。

こればかりは相手が親切で信用のおける常識のある人物である事を祈るしかありませんね。

軽いかるいけど壊れやすいものを送る時

フリマアプリなどを使って自分が作ったモノを販売しています。

それはドライフラワーを使ったアレンジメントです。

例えば、クリスマスリースに代表されるリースや
鉢に寄せ植えのようにアレンジをしていくトピアリーというもの。

今、ドライフラワーはウェディングの装花などでも人気のある素材で
ブーケなどで利用されることはもちろん、ウェルカムスペースなどを彩るものとしても選ばれることが増えてきました。

また、プレゼントとしての需要も多く、配送先は注文者様ではなく贈り主様であることもしばしばで
送る際にはそれ自体がプレゼントとわかるように手配をすることもあります。

そのように、需要としては一定のものがあるので対応させていただいているわけですが
ドライフラワーアレンジを送るのにあたって苦労するポイントがあります。

それは「軽いけど壊れやすいもの」であるという点です。

ドライフラワーはそもそもそれ自体もとても軽いものですし
大きなアレンジをしても、重量が格段にあがってしまうということもあまりありません。

その為、アレンジを入れた段ボールはかなり軽いものになります。

軽いものの分下に積まれて潰されてしまうということはありませんが
ともかくそのまま工夫なしでいれてしまうと運ぶたびに揺れてしまい
ドライフラワーがわれて損傷を負う事になってしまうのです。

直接プレゼントにする場合は特に、そういった損傷があってはならないので
揺れないように固定する必要がでてくるわけです。

ただ、固定するといってもリースなどの場合
ぐるりリース全体にドライフラワーをアレンジしてしまうと
全体のどの部分が段ボールの面に当たってしまっても損傷のリスクがでてきます。

円の内側にもドライフラワーは入りますので
バームクーヘンの穴に棒を通すように固定することもできません。

その為、リースの背面を段ボールに貼り付けるように固定をしてお送りする準備を整えます。

貼り付けるといっても、取り外しの際にすぐに箱から出せないのはご面倒にもなるので
もちろん両面テープではったりすのではなくワイヤーで何箇所かを段ボールに固定をしていきます。

使うダンボールに関しても、よくフリマアプリ用として販売されているものは使うことができません。

結局、ドライフラワーが箱の中で接触しないように固定をしつつ
なおかつ蓋などの上部がアレンジに近すぎないような高さを保たなくては
配送中に仮に上からの圧がかかった時に割れるリスクを背負っているいます。

なのでひとまわりは大きい箱を準備し固定をして
その上で取り出す際の手順をお伝えするものをそえてお送りすることになります。

また配送業者さん宛てに送り状の隣に手紙を貼るようにしていて
中身が壊れやすいものであるというお知らせシールなども貼るとともに
「この商品はとても壊れやすいので
強い衝撃などを与えると損傷する場合がございます。
お手数おかけしますがよろしくお願い致します」
という一筆も加えるようにしています。

それを毎回行なっているわけですが、無事届いたという連絡がくるまではいつもとても心配になります。

これまでに損傷していたという連絡は入っていないので
これからもその方法でお送りするしかないと思っています。

配送業者さんもさまざまな荷物があっていちいち中身がこれだからと注意も難しいだろうと
お仕事の大変さを思いつつも、以前配送業務を行なうセンターの様子として
荷物をバンバン投げていた動画を見てしまい、それ以降より注意するようになってしまいました。

軽くて割れやすいものの配送準備を、多くの方々がどのようにしているのか
とても興味がありますし、教えていただきたいと思っています。

ともかく梱包がとても面倒な商材です。

大量にたくさん売れてしまったからこそ大変

季節が変わる頃になると、子供と主人、そして私と家族全員の服を断捨離するようにしています。
衣替えのタイミングでするので、今回のシーズンにはこれは着なかったけれど、来年は着ることがあるのか考えてみたり、子供の服であればサイズアウトしていないか、子供が気に入っていなくて着なくなっていないかなどチェックした上で、売れるか売れないかを考えてから売れないものであればそのままゴミに出してしまって、ブランドものだったりトレンドで売れそうだなと思うものに関してはフリマアプリにすべて出品していました。

タンスの容量も限られていますから、きちんと整理したいという気持ちと次のシーズンでわざわざ断捨離する手間もかかるのが嫌なので始めたのですが、この方法だとそのぶんの売り上げのお金で新しいシーズンの服を購入する資金にもなることに気づき、それから恒例の行事になっていました。

ぽんぽん出品しますし、売れそうなものを厳選して出品しているのでやはり購入してもらえることも多いのですが、そのぶん大変なこともあります。
それが「梱包してからの発送」です。

箱自体はコンビニで大量に仕入れてきているので問題ないのですが、あまりにも量が多すぎて仕分けをするのが大変なのです。
同じような商品も多いですし、売れるタイミングも同じくらいであればどの箱がどの商品だったのかだったりが分からなくなってしまいます。
少しでも間違ってしまえば二ヶ所からクレームになってしまうので恐怖でした。
それに、主人は自分で出品しているから良いものの、子供の服に関しては私が出品しているので間違えてレディースの服を購入したひとに子供服を届けてしまう可能性もあり、真剣にチェックしていましたね。

そこで日頃からフリマアプリで大量に販売している友人に聞いてみると、「分からなくなるんだったら出品するときに番号をタイトルか何かにつけておいて、梱包した箱に同じ番号を書いた付箋をつけておきなよ」と言われました。
確かに梱包してしまえば確認するのにわざわざまた箱をあけないもいけなくなります。
かなりの手間になるのでそれなら梱包した箱のままでも分かるように印をつければ良いのか!と納得でした。

それから、出品するときに番号をタイトルにつけるようにしていました。
まず自分のものを10点出展したら子供のものを10点出展するなどして、番号が明らかに違うのが分かるように工夫をしました。
付箋は100円均一でも購入できますし、急ぎであればコンビニでも購入することができるのでそこまで手間にはなりませんでした。

あとは出品するときに番号をチェックしてから発送票を印刷するようにして、コンビニのレジのところで付箋をはぎました。
それまで発送するまで何度もチェックしたりと手間もストレスもありましたが、付箋を活用してからはストレスがありませんでした。
出品数が多い主人も私と同じように付箋で印をつけていたのですが、やはりやりやすかったらしくて「この方法楽で良いね」と話していました。

結局自分のものと子供のものと合わせて30着程度出品してほとんど購入してもらえたのですが、付箋のおかげで発送ミスをすることなく全て購入者の方の手元に届きました。
すべてやりきったときにはほっとしましたね。
いままでのやり方と少し変えるだけで発送がスムーズになり、断捨離が早く終わったのも嬉しかったです。

こう考えると通信販売をしている会社の人って、毎日違う商品を注文者ごとに発送しているなんてすごい仕事をしているのだなと感動しましたね。

これから秋と春の終わりごろにまた衣替えと断捨離がありますから、付箋を活用してどんどん出品しようと思っています。