Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話
私がオークションを利用する際は、大半が購入するほうで、出品することはあまり経験がありませんでした。
しかし仕事があまりに多忙で、趣味の釣りに行けなくなったので、釣り道具をオークションに出品することにしたのです。
ここで問題になったのが、私が所有している釣り道具の多種多彩さでした。
一言に釣りと言っても、釣りには多様なジャンルが存在しています。
例えば淡水と海水、あるいは投げ釣りとウキ釣というように、ジャンルごとに道具が異なるわけです。
その点において私の釣りは、かなり広範囲を行っていたので、そのぶん道具が多くなります。
これらを一括してオークションに出品できれば、一番簡単で良いのですが、普通は買い手が見つかりません。
それでも私は一か八かという気持ちで、一括して出品してみることにしてみたのです。
すると1人だけですが、入札してくれる人が見つかりました。
ただし私が提示した金額よりも、1万円減額の交渉がありました。
1万円は大きな金額ですが、それでも個々に出品する手間を考えると仕方がないと感じたので、減額に応じて契約が成立したのです。
契約が成立すると、発送することになるのですが、私は発送のことまで詳しく考えていませんでした。
まず私がオークションで提示した条件において、送料は無料にしました。
送料が無料であれば、送料を出来るだけ抑えなければ、利益が少なくなってしまいます。
それにも関わらず実際に釣り道具の梱包を始めると、想像以上に量が多くなりました。
まず釣竿の梱包ですが、穂先の細いタイプのものなどは、丁寧に梱包しないと簡単に折れてしまいます。
私も以前にオークションで釣竿を購入したことがありますが、穂先が折れていて料金を返還してもらった経験があります。
その際は相手に文句を言いましたが、自分で折れないようにしようとすると大変です。
試しに厳重に梱包してみると、竿の数倍の大きさになってしまいます。
それでは荷物の量が多くなりますので、送料が高くなって利益が確保できません。
そこで私は馴染の釣具屋さんに行って、釣竿が収納出来るプラスチックのケースを譲ってもらいました。
釣竿を新品で購入する際には、大抵は透明のプラスチックのケースに収納されているものです。
プラスチックのケースにそのまま収納した状態で持ち帰ることもありますが、ケースは不要として釣具屋さんに置いていくことも珍しくありません。
私自身もこれまで釣具屋さんで釣竿を購入したときは、ほとんどプラスチックのケースを釣具屋さんに置いてきました。
釣具屋さんにお願いすると、お馴染みの客ということもあって、気持ちよくケースを譲ってくれました。
そのケースを利用すると、それまでの苦労が半減して、簡単かつコンパクトに梱包することが可能になったのです。
次に苦労したのが、ウキの梱包です。
ウキは発泡剤で作られているものは、丈夫なので梱包も容易でした。
これに対してヘラウキなどは、とても細い構造をしています。
なかでも竹などで出来ているものは、元々の金額が高いので折れたら大きな損害です。
これに関しては、釣具屋さんで相談しても無料では無理だったので、私は百円ショップでプラスチックのケースを購入しました。
百円ショップには、大小さまざまなプラスチックのケースが販売されています。
そのため大小さまざまなウキを所有していましたが、適したケースを購入して梱包することが出来たのです。
このように梱包をしてみると、結局は単身赴任の引越しくらいの量になりましたので、それだけ高額な送料がかかりました。
したがって釣り道具をオークションで売りましたが、送料無料にしたことで、あまり利益は出ませんでした。
しかし落札した方からは、商品が到着後にとても感謝しているという連絡を貰ったので、気持ちは落ち着いています。
フリマアプリの失敗談
フリマアプリ、便利だしリサイクルショップや古着屋に持ち込むよりも高く売れる可能性が高いですし、楽しく使えばとても良いツールですよね。
でもその便利さゆえに、失敗してしまったという人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
大学生では第二外国語にイタリア語を取っており、卒業後使わなくなったのでメルカリに出品することにしました。
すぐに買い手がついたのはいいのですが、購入希望者が同時に3人ほどおり、その方たちとの調整が大変でした。
Aさんは学生らしくとにかくお金がない、もっと値下げしてほしいとのことでした。
しかし、こちらも3000円の辞書を2,000円で出品しているわけです。
キズや書き込みもありませんし、中古とはいえ美品でした。
大学生活の苦楽を共にした、という愛着もあって安く買い叩きたくは無かったですし、捨てたり古本屋に持ち込んだりしなかったのは、大切にしてくれる誰かに譲りたい気持ちがあったからです。
という訳で、値切り交渉を続けようとするAさんには早々にお断りを入れました。
Bさんは専業主婦らしく、家事の合間を縫ってイタリア語の勉強をしているとのことでした。
ちゃんと勉強に使いたいという彼女のコメントに、一度はこの人ならお譲りしても良いかなと思ったのですが、ページ内に書き込みがないか何度も繰り返し聞かれました。
フリマアプリですから、匿名性の高いなかでやり取りする場でもあります。
そういったなかで欲しいものがあった場合には、最大限相手の言葉を信じる必要もあると思います。
辞書に書き込みをしながら勉強する人は多いですし、実際にBさんもそうしていたから何度も確認したのかもしれません。
最終的にページを一枚ずつ撮って送ってくれ、それができなければ、もし購入後に書き込みやページの折れなどが見つかったとき返品出来るように住所を教えてくれと言われたときには、そういうことでしたら本屋さんでご購入くださいと伝えてコメントのやり取りを終えました。
3人目のCさんですが、この方とは穏やかにやり取りすることができました。
クレジットカードを持っておらず、コンビニ振り込みしたいけどまとまった時間が取れないから3日ほど待ってくれないかと言われ、了承しました。
大丈夫ですよと返信したその日の夕方にアプリを起動したら、既に売れていました。
振り込みがされていたのです。
3日ほど猶予があると思っていたところに即振り込みだったので、あわてて梱包してコンビニに行き、発送を完了しました。
発送後、帰宅してからすぐに迅速な取引ありがとうございます、と返信すると、いえいえ~というようなフランクな答えが返ってきました。
そこで違和感を覚えました。
Cさんは購入前のやり取りはずっと、丁寧な口調だったのです。
慌ててIDを確認したら、購入者とCさんは案の定別人でした。
何度もコメントのやり取りをして、Cさんに売りますよと約束したのですが、私はCさん専用にするのを忘れていました。
やってしまった、と思いましたが後の祭りです。
料金は振り込まれているし、なによりもう発送してしまっているし。
せめてCさんに不手際を詫びようとしましたが、商品ページでしかユーザーのやり取りはできず、しかも売れたあとの商品ページではチャットが閉められてコメントが送れません。
Cさんは何も出品していない人だったので、Cさんにコメントを送るすべはありませんでした。
完全に失礼なことをしてしまったなと思い申し訳なくなりましたし、それ以来コメントのやり取りをして長く時間を使うより、即入金してくれる人を優先します、と最初に書いておくことにしました。
それにしてもCさんには申し訳ないことをしたな、とやり取りから2年ほどたった今も思い出しますし、フリマアプリだけでなく日常生活での教訓にもなりました。
出品の簡単さと取引完了までの大変さ
メルカリで一番優しいワードプレスの教本を出品した時のことです。
だいぶ前に出品しており、忘れていた頃に購入されました。
メルカリのアプリをダウンロードしていたものの、しばらく使用していなかったので購入者様からメッセージがきていることにも気がつきませんでした。
アプリをアップデートしていなかった為、うまくメッセージが表示されていなかったようでした。
購入者様からのメッセージが来たのが3日前なのに出品していた時に約束していた配送日数が2?3日だったので、すごく焦りました。
購入者様には急いで連絡を取り、メッセージに今気がついてしまったことのお詫びとこれから発送するので最初にお約束していた日数よりも遅くなってしまう旨をお伝えしました。
とてもいい方だったので連絡もスムーズに取ることができましたし、到着日数が遅くなってしまうこともなんとか了解していただくことができました。
大変だったのはそれからで、本を梱包する時に、本を入れた状態ではさみで形を整えていたので、誤って本の表紙を切ってしまったんです。
いくら急がなければいけないからといって、連絡を取ることも遅くなってしまった上に、商品である本を傷つけてしまったんです。
本当に申し訳ないく思ったので、最初に出していた金額よりも下げようと思い、メルカリの出品に関する記事をネットで探しました。
ですがいくら探しても出てこなくて、しょうがなく最初に設定した金額で取引をするしかありませんでした。
購入者様には、急いで梱包した時に表紙を誤って切ってしまったことのお詫びと、気分を害されたようであればお取引を取り消しにしてもらいたいというご連絡をしました。
連絡をしたのが休日だったので、なかなか連絡がつかず1日が過ぎました。
小心者の私は、1日中メルカリのことで頭がいっぱいになっていました。
翌日ようやく連絡がつくと、購入者様はすごく気分が下がってしまっていました。
私はいい方だったばかりに、購入者様の気分が下がっている様子をメッセージで感じるのがすごくしんどかったです。
さらに悪いことは重なり、メルカリの発送には慣れているからと、厚さをちゃんと計らずにコンビニに持って行ってしまいました。
心の中で指定したサイズに発送する荷物の厚さが太いならばコンビニの店員さんが教えてくれるだろうと安心しきっていました。
レジに荷物を出すと、私が指定した荷物のサイズで取り扱ってくれて家に帰ってきました。
やっと取引が終わると思ったのも束の間、コンビニから電話がかかってきて受け付けたサイズだとポストに入らない為別のサイズにして欲しいと言われました。
その時まで私はコンビニの店員さんに期待していて、荷物のサイズについて自分でちゃんと勉強していませんでした。
メルカリは簡単に出品することができるのが魅力ですが、商品管理や購入者とのやりとり、安全に発送するまでがとても大変だと思いました。
また、商品を発送する時に自分で配送に関する知識を一通り確認、認識しておく必要があると思いました。
簡単に取引できる分、悪い評価も簡単につけることができて、一度悪い評価がついてしまうとその後の取引に大きな影響が出てしまいます。
出品したら終わりという感覚ではなく、購入者様の手元に届き、お互いの評価が無事について完了するまでが取引なんだということを改めて身をもって感じました。
また、発送までの期間は短ければ短い方がよく売れるといいますが、私のように短くしておいて発送する時に焦って梱包し、結果商品を傷つけてしまうようなことになっては本末転倒です。
取引は余裕を持って行えるようにする事が一番安全で、今後の取引にも悪い影響を与えないと思いました。