似顔絵屋さんでの苦労話

Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話

フリマアプリを利用して、ハンドメイドの似顔絵を出品しています。

一点、一点手作業での作業で時間と手間は掛かりますが、お客さんにオーダーして良かったと満足して頂けるように日々思考錯誤しています。

好きなことで人から喜んでもらえるので、やり甲斐はあります。

私自身、ネットで商品を購入することが多く、注文したらできるだけ早く届いた方が嬉しいです。

通常のオーダーでも全てが手描きで一色、一色塗るにも時間を必要とする似顔絵です。

少しでも早くお客さんに商品を届けたいなという思いから、お願いされると断れない性格と頑張れば出来るのではないかなという考えで早くほしいというお客さんには可能な限り対応させてもらっています。

もちろん、平等になるようにオーダーした順番通り作業を進めているので、一件だけではなく、初めに入っていたオーダーの作業も高速に進める必要もでてきます。

一度だけではありません。

急ぎでのオーダーを引き受けなければ良かったと作業中に後悔したことが何度もあります。

寝る暇を惜しんで、移動する時間ももったいなくなるくらいの自分との戦いの時間です。

中には、お客さんとやりとりするために夜中まで、やりとりをする為だけに起きていることもありました。

何度後悔しても、無事にお届けし、お客さんに喜んでもらえることで必死で頑張っていたことは忘れてしまい、まるでお産のようです。

事前に防げることなのですが、喜んでもらえることが嬉しくて、ついお願いされると断ることができずに、引き受けてしまい、
自分で自分の首を絞めてしまうことが似顔絵の納品での苦労話になります。

後悔の中で、「スムーズにやりとりができた場合」など文章を付け加える事前にお客さんにも急いで動いてもらえるようにしました。

オーダーを受け、打ち合わせをしている途中で音信不通になってしまったり、中には、下書きを書き確認してもらった段階でそのままになってしまったお客さんもいます。

こちらとしては、キャンセルがない限り何か事情があって返事を返すことができないのかなと思ってしまい中々作業を進めることができずにモヤモヤしたこともありました。

何も返事がないからといいこちらから削除してしまうことは、お客さんにとって失礼なことだと思うので。

途中で購入する意思がなくなってしまったお客さんもいましたが、実際、体調を崩してしまいやりとりが中途半端になってしまい申し訳なかったというお客さんもいました。

顔が見えないやりとりなだけに、言葉遣いや対応など気を遣います。

そして、お互い気持ちよく取引がしたいので「一週間音沙汰がない場合、キャンセル扱いにします」と文章を付け加えることにしました。

やりとりの文章で気をつけていることがあります。

それは、短い文章を書くことと重要なところは漢字やカタカナなど受ける印象にも考慮してお客さんが理解しやすいようにしています。

そして、お客さんが気になった事は気軽に聞いたり、指摘しやすいようにこちらから言うようにしています。

梱包は似顔絵が汚れたり、曲がったりしないように段ボールで補強したり、クッション材を入れたりと工夫しています。

送料を抑えたいので、似顔絵のサイズに合わせて、段ボールをカットする作業が地味に手間が掛かります。

そして、宛名書きです。

手書きで書いているので、複数発送する作業がある際には特に間違って発送することがないように細心の注意を払います。

書いても無意味なのは分かりますが、封筒には「折り曲げ厳禁」という文章も配達の方に大切に扱ってくださいとお願いの意味も込めて書いています。

納品や梱包、発送など日々思考錯誤しながら、最初の頃に比べると苦労が反映されていると思います。

食器ってどうやって送るべき?困ったこと

引っ越しをすることになったとき、収納スペースから出てきたのは大量の開封もしてない食器たちでした。
買った覚えはあったのです。
新婚のときに可愛い食器がほしいからと人気のFrancfrancという雑貨店に行って、そこで何枚か買うと安くなるというセットの商品だったり、「新しい生活を始めるならこれ」と使えそうなさまざまなサイズのお皿がセットされている食器があったので購入していたのです。

ですがそれからそんなに食器を使うこともなくて、結局数枚だけ出して残りのものは箱にはいったまま収納していたのです。
今使わないとなるときっと引っ越し先でも使わないでしょうし、かといって捨てるのはなんだかもったいないように感じました。
まだ使っていないので
もし使う人がいるのであればあげたり売ったりしたほうが良いのでは?と思ったのです。
値段も高めでしたし人気のお店のものなので、きっと欲しがる人もいるだろうと感じていました。

ですが、以前にリサイクルショップでお皿を売ったときには信じられないくらい安く買い取られてしまったので悩みました。
ですがフリマアプリならすぐに高めの値段で買ってもらえるのでは?と思ったのです。

そのため、いくつかセットにして出品することにしました。
やはり箱から全く出していないというのと、人気のお店のものということ、さまざまなサイズのものがあるというところで買い手はすぐにつきました。
合計3人に購入してもらったので早速梱包して発送する準備に入りました。

ですが、もとから箱に入っていたものは良いとしても、箱がないものに関してはどうやって梱包しようかと悩みました。
そのままいつも通りに梱包してしまうと確実に割れてしまうと感じましたね。

そのため、ネットで調べてみることにしました。
すると、プチプチだったり新聞紙に包んで梱包する人が多いこと、箱の内側にも新聞紙をくしゃくしゃにして置いておくとずれることがなくて割れるのを防ぐことができることなどが書いてありました。
新聞紙であれば家にありますからすぐに用意することができますし、ぷちぷちに関しても以前に家電を買ったときについていたものだったり、酵素ドリンクを購入したときについていたものがありました。
それを使って梱包することにしたのです。

まずは食器を新聞紙に包みました。
それからさらにぷちぷちを巻いての繰り返しです。
同じサイズのものに関しては新聞紙で包んでから何枚か重ねて、まとめてぷちぷちで覆うようにしていました。
すると思ったよりも小さく梱包できて嬉しかったですね。
箱の内側には新聞紙をくしゃくしゃにしたものをたくさんつめておいて、そこに埋めるように食器をおきました。
それを3回しないといけないので正直かなり大変ではありましたが、リサイクルショップで安く買い取られてしまったり、結局捨てないといけなくなるくらいであれば仕方ない手間なのだと自分に言い聞かせて頑張りました。

そのため、少し発送に時間がかかりましたがなんとか発送することができました。
届いてからも全く割れていなかったようで「綺麗な状態で届いて良かったです。
」とコメントもつきました。
割れていなかったことに安心しましたね。

ですが、あとから考えてみると割れないことを第一として梱包をしたので、送られてきた人からすればごみが大量になってしまったのでは?と思いました。
新聞紙だったりぷちぷちだったり、箱だったり。
箱は仕方ないとしても、新聞紙の量はもう少し押さえてもよかったかもと後から反省しました。
くしゃくしゃになっているので、捨てるときにも大変ですよね。
食器の梱包って素人がするのはなかなか難しいなと感じた出来事でした。

インディゴ染め商材の出品

インディゴ染めのパンツやワンピースなど出品している者です。
インディゴ染めの中古商品は着用頻度にもよりますが全体的に伸びている場合が多く、Sサイズ表記で販売してもMサイズくらいに伸びていることがあります。

またインディゴ染めは洗濯により、色落ちするので、同じ型番でもサイズや色に違いがあります。

ファッションの知識がある方はその違いに価値観を見出す方が多いのですが、あまり知識のない方からすると不良品にみえるようです。

そのため良くある質問のやり取りとしては光の調整をし再度撮影を希望、平置きサイズを表記してほしい、着用画像がほしいでした。
またアレルギーがあるため、ペットの飼育可否などを求められることがありました。

ここまでのお客様とのやりとりにたどり着くまでに必要な商材の買い付け、買い付け場所に行くまでの運賃、価格の確定、配送備品の準備など、準備段階での出費が重なり、収支表はマイナスのまま進んでいきます。

その後出品用の写真撮り、商品説明文書作成など1人での作業は思った以上に時間を要することに気づきました。

インディゴ染めは光にも弱いため、日焼けしないよう電気に当てずに保管しなければならず、部屋での保管場所確保も私生活に少なからず影響を与えます。

インディゴ商材はデニム生地を想像していただければわかると思いますが、重量があり、持ち運びだけで腰痛に悩まされており、鍼灸に通った結果、さらに収支表がマイナスで進んでいきます。

しかし悪いことだけではありません。
収支表がマイナス続きでも売れれば問題がないわけです。
質問がきた場合はなるべく答えるようにしました。
当方男性ですので、さすがにワンピースに関しては着用できずお断りさせていただきましたが、それでもサイズや色落ち具合など親身になって答えることで収支表はプラスに転じることに成功しました。

ただこれまでの経験から言えることとして、今やフリマやオークションにはライバルが多すぎるため、思った以上に売れないということです。

さらに配送料に関しては出品者負担が当たり前です。
軽量の商材でしたら、郵便でいけますが、インディゴ商材は前述しましたように腰を痛めるほど重量があるため、宅配便率が高くなり、収支表のマイナス欄で配送料が重くのしかかりました。
商材をなるべく良い状態で配送するためにエアーパッキンで梱包し、メッセージを添えて配送することにしました。
こちらは顧客作りのためさせていただきました。
お客様には丁寧な梱包とメッセージ付きという点では高評価をいただき、大変喜んでいただけましたが、当方1人での作業ですので、体力的にも精神的にも疲労困憊でした。

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、買い付けをして販売をする業態にしたい方は最低2名で行った方が効率よく販売できると思います。
幸い私には妻がいるため、最初は手伝いを拒否していたのですが、つい最近ギブアップ宣言をしましたので、現在は2名で業務遂行しております。
とくに体力が必要な買い付けと納品に関しては私が担当しております。
そのため腰痛は続いておりますが、精神的な面ではかなり落ち着き、妻には感謝しております。
妻にはメッセージの作成を協力してもらっています。
毛筆硬筆ともに上手でお客様からお褒めの言葉をいただいていました。
配送準備に関しても髪の毛が混入しないようにヘアキャップに手袋をしながら作業をしてくれており、おかげさまで今のところお客様からの衛生面でのクレームもなくこちらも妻には苦労をかけていますが、お客様のためだからと無心になって作業をしてくれ、感謝の気持ちでいっぱいです。

このように販売までの過程と販売後の対応に精神力も体力も消費しますが、楽しく販売させていただいております。