Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話
インターネットオークションに、私が所有しているゲームソフトを出品することになりました。
現在でこそ家庭用のゲーム機がたくさん存在していますが、当時はいわゆるファミコンが主流で、多くの人が利用していました。
そうした当時のゲーム機そのものは、古くなって使えなくなってしまいましたが、ゲームソフトは未だに使える状態で残っています。
しかし私が転居することになったので、廃棄することも考えましたが、勿体ないのでオークションサイトに出品してみたのです。
ファミコンのゲームソフトは、今でも取引が盛んに行われているようで、私が出品後にもソールドアウトになったものも結構存在しています。
これに対して私が出品したゲームソフトは、一部はソールドアウトになったものの、大半は売れ残ったままが続きました。
そこで私はオークションサイトをじっくりと観察して、売れるものと売れないものの差をチェックすることにしました。
すると売れないものは送料が必要なものが多くて、反対に売れるものは送料が不要なものが多いことが分かったのです。
確かに私自身もオークションサイトで購入するときは、送料無料のものを出来るだけ選択する傾向があります。
ただし人気が高いものやレアなものであれば、例え送料が必要であっても、欲しいときは送料を支払って購入していました。
その点において私が出品したゲームソフトは、商品本体の代金とは別に、すべて送料が必要になる設定を行っています。
そして既に売れたものは、高額な料金の設定になっていましたが、人気が高くてかつレアなものだけでした。
同時に売れ残っているものは、すべて希少性が少なくて人気も少ないものばかりだったのです。
それでも売れ残ったものが完全に需要がないわけではなくて、同じゲームソフトで商品の代金が同等でも、送料が無料ならかなりソールドアウトになっています。
このようなことから私は、売れ残っているゲームソフトのオークションサイトの設定を変更して、送料を無料にしてみました。
結果は狙い通りになって、1週間程度のうちに出品したゲームソフトの8割程度はソールドアウトになったのです。
しかしまだ2割程度のゲームソフトについては、売れ残った状態のままになっています。
このまま継続して出品することも可能ですが、問題は私の転居までに残された時間が、あと2か月を切ってしまっていることです。
転居をするためには荷造りをするのですが、ゲームソフトの場合は破損しないように、衣類などと比較すると厳重に梱包しなければなりません。
しかも出品しているゲームソフトが落札されると、その度に梱包を解いて取り出して発送する必要があります。
転居の前というのは、荷造りだけではなくて、役所や電気や水道といった公的な手続きも目白押しです。
そうした忙しい最中に何度も梱包をし直すことは困難ですから、私は最終手段として売れ残ったゲームソフトの料金を格安にすることにしました。
私が設定した格安の料金とは、私が送付する際に運送会社に支払う料金そのものの金額です。
加えて梱包には袋やクッション材なども使用するのですから、売れれば売れるほど赤字になるわけです。
赤字になるくらいなら出品せずに廃棄すれば良いのではないかと、家族には言われました。
しかし長年所有してきたものなので、愛着が生まれていて廃棄する気にはなれません。
廃棄するくらいなら、少しのお金を支払っても大切に使ってほしいという気持ちだったのです。
このように格安で出品するようになると、ほかの出品しているものよりも、価格面で圧倒的に安さが目立ちます。
そのため売れ残っていたゲームソフトは、2週間程度で完売することが出来ました。
クレームをする落札者に困惑のオークション
まだ取り引き回数が50程の初心者の私だったので、他の出品者のコメントや価格設定などを比較したりと、出品者としての心得を頭に叩き込み出品を重ねてきました。
なるべく落札者様に不満のないようにとベストを尽くし、お陰様で評価としては「良い」というベストな評価を頂き、自分としてもこのまま丁寧な仕事をと思っていました。
ある出品の時に問題が起きました。
フランス旅行へ行った時に、友達とパリの本店に来店しました。
そのお店は憧れのルイヴィトン。
商品はあの王道のモノグラムラインを全面的に打ち出し、奥の方に入るとエピラインから特別限定品など広い店内見渡す限りルイヴィトンで埋め尽くされていました。
店内5割は日本人のお客様で、いかに日本人に人気なブランドだということが分かりました。
私も来店したからにはと、財布とショルダーバッグを購入し、あの立派なブラウンの紙袋に入れてもらい、優越感に浸りながら、抱き締めたことを覚えています。
日本に帰国して、紙袋を開けて使いたい始めたのはお財布でした。
やはり革の質感が堪らなく素敵でした。
しかしショルダーバッグは眺めて良しと言った感じで、使用とまでは行きませんでした。
何となくノリで購入したといいますか、私の使用シーンには無かった物であり、そこで3年後の今にオークションにて出品しました。
全くの未使用ということで、購入した額の6割の価格設定にてスタートしました。
やはり人気ブランドの未使用商品ということで、一気に値段が跳ね上がり、予想以上の値段が付きました。
そして、オークション期間が終了して落札者との取り引きが始まりました。
すごく丁寧な文章で、私も取り引きしやすい落札者だなと思い、落札においては感謝しました。
自分としては思った以上の価格だっただけに丁寧に梱包してベストを尽くし、無事に商品を送付しました。
入金を確認してから商品を送付、そして落札者様からの評価を見るという流れだったのですが、そこで問題が発生したのでした。
未使用商品でしたので、シリアルナンバーの乗った商品カード、布袋、レシート、外箱、紙袋を包装して段ボールにて梱包してお届けだったのですが、その商品に問題があるとクレームが入りました。
そのクレームとは、モノグラムの形がおかしいということと、ショルダーバッグのショルダー部分の縫い目が甘いことと、ショルダーバッグの中の布地の色が劣化しているということでした。
つまりバッタもんではないか、偽物のルイヴィトンではないかと言うのです。
まさかまさか、そんなはずはありません。
私が現地まで出向いて、この足で本店の商品を手にして購入した本物のルイヴィトン商品です。
偽物ならば鑑定に出せば直ぐに分かるはずだと、私は反論しました。
すると何と、本当に質屋にて鑑定をしてもらったと言うのです。
結果は偽物の商品だと鑑定されたとのことでした。
私は絶対にそんなはずはないと思いましたが、今回は引き下がり商品を返品してもらうことにしました。
落札者の方は怒り奮闘で私に悪い評価を付けました。
私は悔しくて、こちらも質屋にて商品の鑑定をしてもらいましたが、やはり本物とのことでした。
納得出来ない私はこの旨をオークションサイトのカスタマーセンターに連絡し、報告しました。
すると、落札者の評判が悪いとのことでマークされてる落札者とのことでした。
クレームを唱っては出品者を困らせるという悪質な嫌がらせを行っているようでした。
オークションのカスタマーセンター側も次なる対策をと対処をしているようですが、登録名を変えては同じような手口で出品者を困らすという行為をしているとのことでした。
大変な落札者に引っ掛かり嫌な思いをした経験でした。