発送作業でてんやわんや

Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話

一昨年から、サイズアウトで使わなくなった子供の衣類や、若い頃に集めていたインテリア雑貨などを、家の片付けと実益をかねてメルカリに出品するようになりました。

出品している商品はどれもこれも、購入時には時間をかけて、それなりに拘って選んだ品物ばかりで、自信を持って他の人にお勧めできるものばかりと自負しています。

当然、保管状態も良いものばかりです。

メルカリに出品すれば、ありがたいことにいつも、ほぼ半日?1日で売り切っています。

これまでの自分の「もの選び」のものさしが、あながち間違いではなかったと、購入者さんたちから認めていただいているような心地がしますし、売れると嬉しいものです。

もちろん「いいね」数の反応を見て、適切に値下げも行っています。

メルカリをはじめて数ヶ月たったころです、売れることに快感をおぼえると、一度に出品する数をよくばって増やしていきました。

品物が売れると、発送の作業が待っています。

ホームセンターやクロネコの営業所でも、丈夫なダンボール箱を販売されていますが、梱包作業に必要なダンボールは平素、よく利用しているインターネット通販などで送られてくる、しっかりとしたダンボール箱を、サイズ別にストックして使えるようにしています。

自身のメルカリ発送作業用に箱のリサイクルをすることで、環境にも配慮できているのではないかと思っています。

中でもヨドバシカメラの箱は見た目が白くてきれいなので、大変重宝しています。

当日売り切った品物を、お揃いのヨドバシカメラの箱にパッキングしていくと、テープを貼って封をした後になってから、中に何を入れたのかわからなくならないかと不安になってくることがあります。

梱包の際には箱の外側に鉛筆で、あらかじめ内容物のメモを残すように心がけていますが、大きさ違いのお揃いの箱が十数個も積み上げられると、1人では完全に把握しきれなくなってしまいます。

なるべく空いている時間帯を選んで、近くのコンビニ、あるいはクロネコの営業所まで発送に行くのですが、箱を1人で運べる3?5個ずつくらいに分けて抱え、車とカウンターを何往復もするのが億劫になってきます。

間が悪く、突如としてカウンターが混み始めると、メルカリの発送で他のお客さんの迷惑をかけているのではないかと、申し訳なくて、いたたまれなくなることがありました。

特に新学期のシーズンなど、重そうなみかん箱を抱え、子や孫の下宿に食べ物を送る(のではないかと、私が勝手に想像しているだけなのですが)お母さんやおばあちゃんをお待たせしているのが本当に気の毒で、受付の順番を譲ってびっくりされたりしたこともありました。

発送数が多くなりと、アプリの発送リストも長くなり、スクロールして商品ごとの発送用バーコードを表示し、箱と発送用の伝票を組み合わせて、出荷のお願いをするという一連の流れがとても煩雑になってきます。

伝票はできるだけ早く確実に箱に貼りつけて欲しいのですが、受付の人によっては、箱の上にただ伝票シールをのせておくだけの方もいらっしゃいます。

後でまとめて貼っていく方が作業効率が上がるからでしょう。

こちらとしては、伝票と箱が何かの拍子に入れかわってしまったらどうしようと、冷や汗をかきながら、見守っているのです。

発送の翌日、購入者さんから「受け取りました」の連絡をいただくまで、中身を取り違えることなく、正しく品物を発送できたかどうか、ハラハラどきどきしっぱなしなのは、精神的にもあまり好ましくないですよね。

一度だけ、どうしても不安になって、発送をお願いしたコンビニに引き返し、バックヤードから箱を持ってきてもらって、テープを開け、中身を再確認したことがありました。

結局、取りこし苦労だったのですが、その際、コンビニ店員さんに大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

そもそも商品は売ることよりも、購入者さんに確実にお届けすることの方が大切です。

売るという行為に熱中しすぎる余り、自分のキャパシティを超えた発送作業に翻弄されるのは、本末転倒なような気がします。

初心にかえって、今は出来るだけていねいに、購入者さんに無事にお届けできるようにと、落ち着いて出荷作業ができるように心かげています。

そんなはずじゃなかったのに!フリマアプリにおける出品者と購入者の思わぬすれ違いとは……?

3年ほど前からフリマアプリを愛用しているのですが、取り交わした商品は計120品以上。
購入するというよりも、もう使わなくなったものを売る「出品者」の立場としてが大半です。

いくらアプリケーションが介入しているとはいえ、お金のやりとりになるのですから、相手が信用できるかどうかがとても重要なポイントになってきます。
例えば商品を注文したらニセモノが届いた!……なんていう時だって泣き寝入りする事も少なくないですよね。

この「個人」を見極める方法のひとつとして、その人の「評価」を確認する、というものがあります。
商品を送ったり買ったりするたびに、購入者と出品者はお互いに評価をつけるのです。
私の使用しているアプリでは、相手を「良い」「普通」「悪い」の三段階で評価します。
そしてこの評価やそれに付随するコメントは、アプリを使用している全員に公開されるのですから、アカウントの信用度を表すステータスになっていきます。
もし自分が購入者であれば、なるべく「良い」が多い出品者の商品のほうが安心感がありますよね。

さて、フリマアプリでの私の「評価」ですが、なんと122件中、120件が「良い」という最上級の評価を頂いております。
コツコツと真摯なやりとりをしてきた努力の賜物です!(笑)……というか、正直よっぽどの事がない限りは「良い」です。

一方、あとの2件は「普通」とされてしまいました。
毎回せっせと丁寧に梱包して送っていたつもりだった私にとって、この2件の「普通」は私の中でショックでした。
(当時のショックが大きすぎて、未だに評価を確認する際はドキドキします。
ある意味トラウマです。

評価が「普通」になってしまったのはワケがあったのです。
何ら問題ないと思っていた出品者でしたが、そこには購入者との思いのすれ違いがあったのです。
私の「普通」な商品の例を2つお話しします。

まず1つめはトートバッグです。
雑貨屋さんで購入したA4サイズのトートバッグ。
横長で、肩にかけた時の感覚や生成り色の素朴なデザインが気に入っていたのです。
ですが、友人にバッグをプレゼントしてもらってからはそちらの方ばかりを使っていたので、このA4トートは出番が無くなり、宝の持ち腐れになるくらいなら!と出品を決意。

出品の際には、品物のコンディションをなるべく細かく記載する必要があります。
特に「汚れ」や「傷み」に関しては必須記載事項です。

さて、私のトートバッグの状態ですが、「やや傷や汚れあり」でした。
バッグを肩にかけているとき、手に持っていたペンでサッと2センチほどの落書きを書いてしまったんです。
その部分の写真も添付して、細かく状態を入力。
売れ残るリスクを背負いながらも、満を持して出品したA4トートはなんとものの数分でSOLD OUT!デザインを気に入ってくれたようで、ペンの汚れも了承していただき、順調に配送を完了しました。

ところが、商品到着後の評価とコメントを開いてみると、なんと「普通」の文字。
「なぜ?ペンの汚れが想像以上だったか?」と高を括っていたのもつかの間、コメントにはわりと厳しめに商品への指摘が綴られていました。

「本日受け取りました。
しかし所々ほつれています。
持ち手の付け根が一番酷い。
持ち手が取れそうでした。

……読んでいて心がズキズキしました。
ペンの汚れに気を取られて、持ち手のほつれまでは確認できていなかったのです。
ばっちり確認不足でした。
まるで相手を騙して商品を送り付ける悪徳アカウントをしているような気持ちになって、全力で謝罪しました。

そして2件目の品物は「Wi-Fi中継器」です。
Wi-Fiを使用していない人はいないんじゃないかというこのご時世、私も家の中でこの中継器を使って、Wi-Fiの届く範囲を広げようと企んでいました。
しかし劇的な機械オンチにより、断念。
安い買い物ではなかったのですが、泣く泣く半額で出品することにしたのです。
なんとこれも出品後間もなく売れたので、即座に梱包作業にとりかかりました。

しかし、衣類や小物雑貨を中心に出品していた私は、このような機械を梱包するのは初めて。
「ほぼ未使用で買った時の箱の中に入っているから、わざわざ別の箱で覆う事はないよな。
」と、梱包の手間が省けたことにルンルンしながら配送処理へ向かったのです。

そしてかえってきたコメントは「商品がむき出しになって送られてきました。
」……え?本当に?いやいやだって箱に入っていたじゃない。
そんな風に思っていた私はここでやっと気づいたのです。
「購入時の箱を、さらに梱包する必要があったのね!」と。
大いなるまちがいでした。

以上、私の2件の商品発送に関する失敗談でした。