Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話
PS4本体とヘッドセットをフリマアプリで出品した時のことです。
二つまとめて25000円で出品し、そのまま落札されました。
それなりの金額だったものですから破損などがあっては大変です。
梱包には大変に気を使いました。
まず、100円均一でクッションシートを買ってくるところからはじめることになりました。
100均一のクッションシートは一枚でかなり大きなものなので、二つの箱をきちんとくるめるように切るので四苦八苦。
切るのにははさみをつかいましたが、どうしてもまっすぐには切れません。
カッターを使うことも考えましたがシートが大きすぎて下に家にあるカッターマットでは寸法が足りません。
(今思えば段ボールなどを下敷きにすればよかったです)
結局、まっすぐ切ることは諦めて、きれいに梱包するよりも安全性を優先することにしました。
このあたりでもう既に疲労しはじめています。
でも一気に準備をして送付してしまいたかったのでお茶をのみつつ作業を継続。
それぞれの箱の大きさに合わせて切ったクッションシートで箱をくるみました。
一重では心もとない気がしたので二重にすることに。
念のためクッションシートを二枚買ってきておいて良かったです。
PS4の箱の大きさと重さに苦労しながらなんとか二重に包み込みます。
その後はガムテープでしっかりシートを留めました。
ヘッドセットの入った箱も同じように二重に梱包します。
こちらはPS4の箱よりも小さめで重さも軽めだったのでまだ楽に包むことができました。
セット売りですので、今度はこの二つを段ボールに詰めます。
かなり大きめ段ボールを用意することになりました。
幸い以前引っ越しに使った際のかなり大きな段ボールがありましたので、それを流用することができましたが、これが使用できなければ、
スーパーやホームセンターで貰うか、購入することを検討しなければならないところでした。
こうなるとまた一苦労だったなと思います。
そして、実際段ボールにつめてみた後、二つの箱の大きさにかなり違いがあったのでその間にできた隙間を埋める必要もでてきました。
この隙間には100円均一で買った緩衝材(紙屑を細く切ったものがパッケージされているもの)を使用しようと思い、
買ってきておいたのですが残念ながら想定していたよりも隙間が大きく量が全く足りませんでした。
仕方なくここは新聞を丸めて緩衝材にすることに。
ここでも見栄えを良くするのは諦めました。
次は新聞紙を一枚ずつ取って丸めていきます。
かなり大きな隙間を埋めることになるので何枚も何枚も一枚取っては丸め、一枚取っては丸め、を繰り返します。
割とふわっと丸めたのですが、かなり小さくなってしまうので数はたくさん必要でした。
20個以上の新聞紙ボールを作ったと思います。
このボールをガサガサとPS4とヘッドセットの箱の隙間につめます。
そして段ボールの蓋を閉めて、ガムテープで止めて完成。
と言いたいところなのですが、念のため底の方もガムテープで補強しておきました。
この梱包が全て終了するまで2時間ほどかかったのではないかと思います。
手間としては100均一での物品購入の時間も含めるともっとかかっていますね。
予想外の時間がかかってしまいました。
伝票にはワレモノと記載し、運送業者に自宅まで取りに来てもらってやっと配送。
落札者様へ納品となりました。
厳重に保護した上で発送したこともあり、落札者様からの評価は良かったです。
苦労した甲斐がありました。
事前に梱包準備をしておけば良いものとも考えられると思いますが、もしフリマアプリで落札されなかった場合、そのまま使い続ける。
または中古買取店に売ることも考えていたので落札されてからの作業になりました。
この辺の段取りも事前に考えておくべきだなと勉強になりました。
はじめてのプリンター販売
家にあるプリンターは買い替えで不用品になってしまいました。
はじめはリサイクルショップに売りに行くかと考えましたが、子ども用品を売り始めてたこともあり、フリマアプリで出品することにしました。
まずは値段設定。
同じ型のものがないか検索して、付属品や状態から値段を決めます。
元箱はないし、少しキズもあるからと値段を決めましたが、送料も考慮しないと、と考え直して段ボールを用意しました。
中をキレイに掃除して写真を撮り、梱包しようとしましたら、インクは付いたままがいいのか分からず、また調べました。
配送中に衝撃でインクが漏れたりすることもあるそうです。
でも外して送る時のインクの梱包方法も悩ましい。
長期間外したままだと、本体の方で詰まってしまうそうです。
インクは使いかけなため、一緒に送った方がお互いに助かるし、と思いました。
散々悩んだ挙句、つけたままで梱包しました。
なるべく衝撃を受けないようにプチプチでくるんで袋をかぶせました。
説明書や電気コードを袋に入れ、プチプチをかけました。
段ボールに入れてみて、メジャーで大きさを測ってみるとあと数センチで送料が変わることに気づきました。
段ボールをキレイに折って梱包するのは少し難しく、思うようにいかなかったです。
あまりキレイではないですがとりあえず用意は出来たし、出品しました。
値段は決めていたものの、説明文を書くのが大変でした。
商品名を入れて型番を入れて、後は何が必要?と思い、また他の人が出品しているところで参考にします。
何年使ったかとか使用頻度はいるの?丁寧な人は詳しく書いてたりするし、機械には疎いのですが、とりあえずメーカーのホームページも参考にしました。
元箱があれば、いろいろと参考にできたのだろうと捨ててしまったことを後悔しました。
とりあえず書き終えて悩ましかったのは発送までの時間をどのくらいに設定するか、でした。
小さいものならコンビニに寄って出すのも楽ですが、120サイズの荷物を出すのは時間が多少多くかかります。
朝、夕に時間を取れるかどうか。
少し余裕を持たせて日数を決めました。
出品してすぐに値下げ交渉されました。
値下げに応じるのも悩みました。
他の人のページを覗いてみると、まちまちでした。
早く売りたければ値段を下げようか、でもこのままの値段で欲しい人もいるかもしれないし、少し様子を見ることにしました。
10日近く何事もなく過ぎました。
失敗したかなあと不安になりました。
少しして値段を下げてくれませんか?とコメントが来たので即応で買ってもらいました。
いざ、発送しようとしたら、現物が汚れていないか不安になり、梱包を外してアルコールで拭き直してプチプチでくるんで梱包しました。
夕方には発送できましたが、利用業者によっては時間を指定できたりするので、相手先に尋ねておかなければならなかったことを思い出しました。
経験を積むにつれスムーズにできるのでしょうが、プリンター1つ出すのにかなりの労力と、時間がかかりました。
家の不用品をなくせてお小遣い稼ぎにもなるので是非続けていきたいと思いましたが、時間が足りないように感じました。
出品してもすぐには売れなかったりするし、発送しようとしたら現物が汚れていたりして、買い手に連絡したものの、連絡が取れず事務局とやり取りしたりもしました。
また、発送しようとしたときに破損したりして取り引きなしにしてもらったりしました。
ですがやはり、大きいものを出品、発送するのは大変でした。
重くなくてもかさばるものだとサイズが大きくなるので送料もかかってしまいます。
配送業者を介する方法もエコではないような気がして、悩ましいこの頃です。
ヴァイオリニストのプライドと壁
昨年、メルカリでのお話です。
私はオーケストラでヴァイオリンを弾いています。
家でも当然練習をするのですが、雨が降っていて、翌日も練習があるときには、楽器を練習場に置いて帰ることがあります。
雨に濡れると本当に困ったことになるからです。
オーケストラの練習は一日というわけでもないので翌日、オーケストラに行くまでの時間も練習をしたいなと考え、10年以上前にもう一梃、普段使っているものより遥かに安い、ハインリヒギルという練習用の楽器を購入し、使っていました。
値段は30万円ほどです。
ちゃんと楽器屋さんで試し弾きをしてから買ったので、それなりによく鳴る楽器でした。
昨年、普段使っている楽器よりも値は高いけれど、音の厚みは素晴らしく、もっと鳴る楽器を衝動買いしてしまいました。
それゆえに、必然的に普段使っていた方はオーケストラでは使わなくなり、家での練習用になり、ハインリヒギルは完全に使わなくなりました。
楽器というものは繊細で、いつまでも使わずに置いておくと拗ねてちゃんとした音を鳴らしてくれなくなります。
何故かを説明するのは難しいのですが、湿度や圧力の関係でしょうね。
そこで、そうなる前に、次に欲しい人がいるかもしれない、と、メルカリで売りに出してみたのです。
価格設定は、特に儲けようとも思いませんでしたので10万円としておきました。
10年経っているとはいえ、30万の楽器が10万ですから、ヴァイオリンを弾く人からしたら魅力的に見えるものです。
すぐに売り手が見つかりました。
その人も相当詳しく質問をしてきたのでそれなりに経験のある方なのでしょう。
そして、楽器を発送することになりました。
そこで問題が起きたのです。
メルカリでは、商品を梱包してコンビニだとか郵便局に持っていけば売れるのですが、今回の商品というのが、ヴァイオリンなのです。
それも元は30万の。
暗黙の了解というまでもなく、奏者にとって楽器は命よりも大切なものです。
たとえ安い楽器だとしても、サブの楽器だとしても。
そしてそれをどこかへ運ぶときには、必ず本人がケースに入れて手に持って運びます。
それは、たとえ世界一のヴァイオリニストであっても同じで、マネージャーが常についているとしてもマネージャーに持たせることはもちろん、ケースに指一本触れることすら許しません。
それを送らなければならないのです。
それも東京から九州のとある県まで。
ヴァイオリニストとして、あるまじき行動とも言えるでしょう。
こういった輸送には、トラックを使うでしょう、その振動は、彼(多くの人は、ヴァイオリンは生き物だと考えています。
)にとって、耐えがたいものでしょう。
繊細な楽器なのですから。
私は、とてつもない罪悪感に襲われました。
なんで売ろうとしたのだろう。
そして、無駄なプライドが、トラックに載せることを拒絶しました。
しかし、もう売れています。
送らなくてはなりません。
ここはヴァイオリニストとしてのプライドは忘れてモノとして梱包して送ろう、と考えて、お布団と呼ばれる普段ヴァイオリンをケースにしまうときにかけておく布を二枚、表と裏にかけて、布の紐で優しく固定しました。
そしてそれを、布の袋に入れ、ケースに入れました。
ケースにプチプチの梱包材を巻いて、完了。
ところが、そこでまた罪悪感とプライドに悩まされました。
こんなので果たしてこのか弱いハインリヒギルは、トラックなどという乱暴なものでの移動に耐えられるのか、否、無理だろう。
ということで、もう一度開け、どうするか良く考えました。
そして、結果として、まず、駒と呼ばれる弦を支える部分の周りに布を巻き、隙間という隙間に布を詰めまくりました。
万が一圧迫されても潰れないように。
そして、もう一度ケースにしまうと、そこにも多くの隙間があります。
家にあった綿を全てつめました。
つめながら、10年間のこの楽器との思い出を思い出し、悲しくなりました。
それでもなんとか梱包し、郵便局に持って行き、本当に惜しみながら、楽器を預けたのです。
もちろんそこまでやったので、新しい主の元へはきちんと届いたようです。
ただ、もう二度と楽器をネット上で売るだなんてことはしないようにしようと思うことになったのです。
それ以来、メルカリで楽器が売られているのを見るとそれを思い出し、悲しい気持ちになります。