Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話
我が家は、結婚した時から関西暮らし。
それが子供が大きくなるのを待っていたかのように、
小学生になると夫が単身赴任で東京へ引っ越していきました。
確かに関西でこのまま人生を送ろう。
と思っていたものの、もともとは関東の出身。
何かと実家の用事や長期休みには東京へ。
なので、関西と関東を一年のうちに何回も往復する生活を続けていました。
ですから子供も私もどこか関西人になり切れないままで過ごしていたといった感じです。
そんな時に次女の受験がやってきました。
次女は、自分の行きたい大学が東京にあると言い、そして受験を東京に絞ると言い出したのです。
その時は、混乱もしましたが、やはり自分自身も関東に戻りたかったのだと思います。
それからは大学に合格することを想定しての準備にかかりました。
夫が単身赴任で関西に週末しか戻らないため、なかなか荷物の整理がつきません。
その時点で子供が生まれてからのおもちゃや教科書、洋服など、家の中に詰め込んでいたので、
そこから何とかしなければならない状態にありました。
メディアなどでもたびたび取り上げられる「断捨離」。
見ている時は人ごとでしたが、
実際に自分がすることになるとは思ってもみませんでした。
そして夫がたまに利用しているヤフオクやメルカリに出せるものは出そうということに決まりました。
まず最初にとりかかったのは、もちろん子供のおもちゃや文房具です。
女の子は、毎年の誕生日にものすごい量の文房具をプレゼントしてもらいます。
そして使いきれない文房具がそのまま机の引き出しに入ったまま何年も経ってしまうのです。
最初、半信半疑で新品のメモ帳を10冊ほどメルカリに出品しました。
スマホで見るとメルカリはどちらかというと
家族向きです。
さらにどの品物も若干高い価格が付いているのに気が付くと思います。
それは手数料と送料が込みになった金額のためです。
そんな10冊のメモ帳をメルカリに出品して、なんと1日で買い手が付きました。
「こんなものでも売れるんだね」と夫が驚いていました。
ですが、子供の誕生日会のお返しなどには以外にぴったりなんです。
きっと買ってくださった方もそんな使い方をするために買ったのではないでしょうか。
その後、子供の用品をどんどん出品し、次はブランドの子供服を出すことにしました。
そのころは、まだまだピアノの発表会や、祖父母からのプレゼントなどで、有名ブランドの洋服を着ることもありましたので、それも出品しました。
ブランドの子供服は、子供の成長が早い分、ほとんど着ない分コンディションがいいものです。
ですから、特に胸にネームが入っているものなどはあっという間に売れていきます。
そのことに気が付いて私たちは、ブランドの名前がついているものをメインに出品していきました。
例えば、使わなくなったバックや財布など、目立つ柄やブランドがすぐわかるものは、すぐに買い手がつきます。
そして一番、困ることも同時にあります。
それは、ブランドものは、本物を証明するためにより付属品が多い方が売れるのです。
そしてそのバックなどをいつ、どこで、いくらで買ったかをメールで細かくやり取りすることもあります。
なので、買った時には、知らなかったそのブランドの紙袋にさえもお金がつくことをしりました。
交渉が終わり、荷物を送り出しという作業を半年ほど続け、我が家は、だいぶ無駄のない状態になったと思います。
なにかどうしてもということがないと、なかなか思い切って捨てたり、処分することはできません。
そんな時の引っ越しは、荷物の片づけも同時にできる節目かもしれません。
かなり大変でしたが、我が家で必要がなくなってしまったものでも、欲しいと思ってくれる人がいるということをしりました。
メルカリで参考書を出品した時に大変だったこと
断捨離・お小遣い稼ぎなどの理由で今流行りのフリマアプリ「メルカリ」をはじめようとダウンロードしました。
「簡単だよ」と周りの友達が言うように、気軽な気持ちで取りあえず起動してアカウントを作成。
自分では購入する事はあったのですが、出品をするのは初めてでした。
その昔、ヤフーオークションにチャレンジしようと思うが、あまりの難しさに断念。
ネットでお店を出すのもスキルがいるのだなぁ。
とちょっと寂しい思いをしたことがありましたが。
知らぬ間に散らかった部屋の中、必要はないのに捨てれない物が心をかき立てるようです。
そんなこんなで、メルカリで出品したいものは沢山積んでありますが、取りあえず早く売りたいのは参考書でした。
趣味で取得しようと思ったパソコン関連の仕様書など、購入しても資格を取得した後で、結局、本の中には購入してもほとんどページを開いていないものも大量にあったのでした。
まるで部屋の中は中古の本屋状態だったのです。
パソコンの仕様書にはバージョンに期限があったりの都合で、少し時期が遅くなるとただでも売れないことも分かっていました。
自分自身も安くネットで参考書を購入し、とても助かった経験もあったので、今度は「恩返し」ではないですが、自分が役に立とうという思いもありました。
本達が「早く・早く」とまるで言っているように、手元にある商品を一刻も早く出品したい状況でした。
そんなこんなで、今考えると焦っていたのかもしれません。
メルカリというサービスの内容を良く確認せず、まずは「出品」という作業に関してとにかく「棚置き」さえすれば売れる、みたいな思いで、いざ出品作業へ。
スマホで写真を撮影し、品物の頻度やタイトル(商品名・説明)をつけたりするまでは、自分がお客さんだったこともあって、いい感じのリズムで入力・選択とはかどりました。
「え?こんな簡単なの?」と笑ってしまう程でした。
部屋の中の本が次々と売れたことをイメージされ、一気に爽快な気持ちになりました。
そんな感じでメルカリの画面を、もう少し下へスクロール、あとちょっと。
が、しかし「配送方法」「値付け」が出てきて混乱。
一歩も先に進めなくなってしまいました。
値付けに関しては「他に同じ商品を売れた価格を付けると良いよ!」という友達の言葉を思い出し、一旦、出品をやめて、SOLDとなっている既に売れた方の商品価格をメモして、再度自分の出品画面に戻り作業再開しました。
その先にある「配送方法」のところで、ヤフーオークションの時のトラウマ的な思いになりつつ、とっさに選択した方法が「着払い」でした。
お客様負担。
何となく自分で配送方法を選択するのが怖くなり、「お客様負担なら取りあえず誰も買わないだろう」一旦棚置きしておいて、後で調べて変更すれば何とかなる。
と思ったのでした。
色々なドラマがありましが、初めての出品が済み、ほっとするやら、まだまだ大量にある本を目の前にちょっとうんざりした気持ちになるやらで、ひとまずちょっと休憩しようとコーヒーでも飲もうと休憩したいました。
その後、なんと何やらメルカリからの着信メッセージが?!「購入されました・発送準備をしてください」という。
一瞬何のことだか分からない状態になりなつつも「発送方法」に着払いでありながらも何故?と思いつつ、真面目に発送作業を開始。
無知な自分は郵便局へ。
「お客様の着払いですね」と言われ値段は700円代に。
「は、はいお願いします。
」と言いつつも、頭計算、売値と着払い送料を合わせたら「定価より高い事実」が脳裏をよぎっていました。
「いいのか?本当にいいのか」と思いながらも「発送しました。
」と購入者に最後の作業メッセージをしました。
商品が到着し、購入者からの評価は「良い」でまとまりましたが、「定価より高くなってしまいました。
着払いを確認しなかったこちらも悪かった」と痛いメッセージが!
そうですよね。
そうですよね。
悪いのは無知で出品したこちらなんです~!という気持ちでいっぱいでした。
それ以来はメルカリの配送方法を一から学び直し、2度とこんなことは無いように気を付けています。
そんなことでもない限り「配送方法」を勉強することは無かったかもしれません。
メルカリは、配送方法がキモ。
ここを最初に勉強しておくと100倍売れ行きも評価も高いですよ!
商品をギリギリ包囲した話
これは、メルカリで、ユニクロで購入したスウェットを出品したときの話です。
私は、もう着なくなったスウェットを断捨離したいと思い、売れないだろうなと思いながらも、メルカリに449円で出品しました。
すると、出品してから1ヶ月半後に、意外にも買い手がつきました。
売れたからには、さっそく発送準備に取り掛かろうと考え、包囲を始めました。
メルカリには様々な発送方法があります。
そのなかでも今回は「ゆうゆうメルカリ便」の「ゆうパケット」を選択しました。
「ゆうパケット」は、「A4サイズ以内」&『厚さ3センチ以内」なら発送が可能です。
売れたスウェットにホコリや髪の毛がつかないよう、コロコロをかけて綺麗に掃除して、しっかりとたたみ、ビニールの袋に入れます。
準備も整い、A4サイズの封筒に入れようとしたところ、あと数センチの差でギリギリ入りません。
その後、何度かたたみ直してみましたが、どれだけ頑張っても入らず…。
仕方がないので、「利益額が減るなぁ…。
」と思いながらも、より大きいサイズを利用しての発送を考えることにしました。
しかし、ここでも問題が生じます。
今回、出品した商品は、449円で売れていました。
メルカリでは、ここから販売手数料と、発送料が引かれた額が、売り上げとして振り込まれる仕様となっています。
今回の場合は、販売手数料が44円なので、利益は405円。
さらにここから、発送料が引かれます。
ゆうパケットの場合は、175円なので、405円から175円を差し引き、利益は230円の予定でした。
しかし、ワンサイズ上の方法で発送しようとすると、選択できるのは「ゆうパケットプラス」。
これだと、発送料が375円、専用資材が65円で、合計で440円。
販売利益の405円から440円を差し引くと、35円の赤字となってしまいます。
これではゴミとして捨ててしまった方が、正直安く済みます。
しかし、既に売れてしまっている商品。
捨てるわけにはいきません。
他にもどうにか黒字で送る方法はないかと、試行錯誤を繰り返すも、メルカリ初心者だった私にはその方法を発見することができず…。
結局私は、あと数センチの差だったこともあり、もう一度なんとかコンパクトにたたむ方法を探ることとしました。
インターネット検索を駆使して、調べに調べまくったり、アパレルショップでアルバイトをしている友達に、いいたたみ方がないかと、わざわざ連絡をしてみたり…。
試行錯誤することなんと5時間…。
作業を始めたころには昼間だったにもかかわらず、なぜか夕方までかかってしまいました…。
しかし…!ついにコンパクトにたたむことで、A4サイズの封筒に入れることに成功したのです…!ほんとうにA4サイズピッタリで包囲。
厚さも3センチギリギリで、ゆうパケットでギリギリ送ることができるサイズです。
さっそく、包囲した商品を持って、近くのローソンから発送をして、無事に発送完了。
発送を終えた瞬間、ものすごい達成感を得ることができました。
金額の面から見ても、結果的に、発送料を175円でおさえることができ、230円の売り上げを得ることができました。
しかし、発送が全て終わってから冷静に考えてみると、5時間かけて得られた金額が、230円。
時給に換算すると、46円。
ハッキリ言って、まったく労力に見合っていません…。
「自分は、貴重な1日をなんでこんなことのためにしてしまったんだろう…。
」正直、そう思わざるを得ないような労力のかけ方です。
発送の瞬間にはあんなに感じることができた達成感も、一瞬で徒労感に変わってしまいました。
この一件以降、メルカリで出品を行う際は、万が一発送サイズを変更することになっても、じゅうぶんに黒字になる額で販売するよう、気をつけています。