Amazonの出品、納品、梱包、出荷などで苦労した話
70歳近くなる友人にプラモデルのコレクションの整理をしたいということで、代理でヤフオクに出品することとなりました。
友人宅に行って、どれだけの物があるか確認しましたら、約1000点ほどの未組み立てのプラモデルがありました。
古いものですと1970年代に発売されていたものから2000年代の物まで幅広くあり、メーカーも国内外問わずありました。
まず、これを私の自宅まで運ぶ作業です。
幸いに、自宅ガレージにスペースを確保しており、車もバンタイプなので3回ぐらいに分けて運ぶことにしました。
しかし、量が半端なく多いので積み込みと自宅への運びこみは半日ほどの時間を費やしました。
自宅内に運び込んだ後で、そのプラモデルの相場価格を調べてみました。
安いものですと、販売価格の2割程の物もあれば、価格の10倍以上になっている物も何点かありました。
管理しやすいように、エクセルにて一品ずつ入力していき定価と売上が分かるように準備しました。
発送時の梱包も考え、エアクッションと包装紙をホームセンターで購入し、梱包作業をしやすいようにガレージ内を整理し、スペースを確保しました。
この作業で1日終わりました。
次に一つ一つ写真を撮り、パソコン内に保存していきました。
最初の作業で約300点のプラモデルがあり、写真を撮ったら包装紙とエアクッションで梱包し品名、サイズを書いていきました。
またこの作業で1日が終わりました。
さてようやくオークションへの出品作業が始まりました。
写真の順番に入力画面にて入力していきます。
大体のフォーマットを決めてしまい、入力しやすいようにしておきました。
本当ですと、土、日曜日の20時~22時終わりで出品したかったのですが、落札後の出荷作業のことも考え一日に約20点で15日ぐらいで終わるように設定しました。
この作業も半日ほどかかりました。
出品している最中は、入札がどれくらいあるか?金額はどれぐらいになっているか?などを気にしながらの毎日でした。
1週間ほどでオークション終了し、それぞれに連絡をし、入金の状況を確認し、入金作業が終わっている物を集めて、出荷作業が始まりました。
1日に2回ほどの出荷作業は想像以上に大変でした。
コンビニでの出荷作業にしたため、コンビニが混んでいない時間を選び(午前10時と午後3時ぐらい)もっていきましたが、結局窓口を占領してしまうこととなりました。
1回の持ち込みで約10点なので1日で20点ほどの出荷になりました。
コンビニにいる時間も一回で1時間ぐらいで、それが一日に2回で二週間ほど続きました。
中には落札しているのに連絡が全然ない人や、送料を足さずに落札金額で入金する人、キャンセルを申し出る人等もありまして、色々な対応に追われました。
また、かなりレアなプラモデルを出品していたらしく、まとめ買いをする人もいて取置きをする人も何人かいて、その人用に梱包をし直す作業等もありました。
一回目の品物はおおかた片付いたので、エクセルにて売上管理していましたのでその点は金額の計算が楽でした。
大体一回(300点)の出品での合計金額が30万円ほどで、予想よりも良かったので、とりあえずやってよかったなぁという感じでした。
売り上げのうちの3割をもらえる予定だったので9万円ほどが儲けとしてもらえました。
この作業で、まだ全体の量の約1/3でまだまだ先は続きましたが、確実にお金になるので、効率よく作業していきました。
結局、3ヶ月間ぐらいはこの作業を黙々やっていましたが、その間にも、部品の不備のクレーム、その他色々な問い合わせに対応したりしていました。
コンビニ出荷だったのでそこのコンビニに毎日通うようになったため顔を覚えられてしまいましたが、逆にそれが作業を効率よくしてくれて良かったでと思います。
今回は短期で詰め込んでやりましたが、半年ぐらいかけてやった方が良かったかなぁと今では思います。
フリマサイトでの電子レンジ配送事件
フリマアプリで、電子レンジを出品した時の話です。
約1年使用した電子レンジで、5,000円ほどで売れたのですが配送がとても大変でした。
電子レンジを購入した時の段ボール資材はすでに破棄をしていたので、別の段ボールを用意して発送する予定でした。
すると、購入者から落札後に「傷がつかないようになるべく緩衝材等で保護して配送してほしい」という要望がありました。
もちろん壊れものなので、家にあるあらゆる緩衝材を使って配送するつもりでしたが、落札者からあらためてそういった要望があるととてもプレッシャーに感じていました。
なんとか綺麗に梱包をできて、いざ出荷しようという時になると段ボールがかなり重く1人では運べないということに気づきました。
当初はコンビニから出荷する予定だったのですが、コンビニまでは自宅から約150メートルほどなので難なく行けると思っていました。
正直段ボールを一人で持つことも困難でした。
そんな時、便利なシステムがあることに気づきました。
フリマサイトが運営する宅配システムの一つなのですが、有料で自宅まで宅配業者が集荷にきてくれるというサービスでした!
すぐさまこのサービスの申し込みをし、時間まで指定できたので時間を指定して自宅で待機していました。
そうすると、待てど暮らせど宅配業者が家に来ません。
家のインターホンが壊れているのかなぁと思いましたが、まだ引越をしたばかりだったのでそんなはずもなく、ポストに不在票などが入ってたりするかな~と思い見に行っても
そんなものは入っておらず、結局その日は来ませんでした。
そうすると、実家の親から電話がありました。
なんと実家に宅配業者から不在票が入っていたのです。
そこで私はようやく気付きました。
私は当時引越をしたばかりで、フリマサイトに登録していた住所を旧住所のままになっていたのです。
すぐにその不在票に記載されていた電話番号に連絡をして、集荷中止の連絡をしました。
新しい住所には再度フリマサイトのシステムから申し込む必要があるといういうことです。
私はすぐさまフリマサイトの現住所を変更し、再度集荷依頼の申し込みを行いました。
するとまた実家の親から電話があり、「今宅配業者が家に集荷に来てるけど、どうしたらいい?」ということでした。
またもや旧住所に集荷にいってしまったみたいです。
しかし、私はちゃんと新住所に変更したし、そのあとに集荷依頼をしたので、どこに不備があったのかわかりませんでした。
こうなったらフリマサイトに記載している宅配業者の連絡先に電話するしかない思い電話したら、それがまた私の怒りの爆発した事件でした。
対応してくれた人はその宅配業者の人間なのに、「フリマサイトのことは一切わかりかねます」との一点張り。
集荷依頼の住所がどうしても旧住所になってしまうことを
伝えても、「フリマサイトの運営のことはわからないので、フリマサイトに聞いてほしい」とうことでした。
フリマサイトには直接電話できるような連絡先はなく、サイトからフォームで事務局に連絡するとう形だったので、返答までかなりの時間を要します。
すでにその時点で出荷まで日にちがたっているので、早く出荷しないと購入者にも迷惑をかけてしまう。
こうなったら、自力で電子レンジをかかえてコンビニに出すしかないということで、まずはマンションのエレベーターでなるべく商品に衝撃を与えないように1階の駐輪場までなんとか運びだすことに成功しました。
その時点で汗だくです。
そこで私のママチャリの後ろにロープを使って段ボールを固定させてました。
あとは、そのママチャリを乗ることなくゆっくりと押して近くのコンビニまでもっていきました。
最大の難関が横断歩道でした。
5車線ほどある大きな道路の横断歩道だったので、青点灯の間に渡りきるのはほんとギリギリでした。
そして、なんとかコンビニの店員に引き渡し、無事に配送が完了しました。
後日わかったことですが、住所は出品した時の住所で登録されているので、売却された後に住所変更をおこなってもその商品には反映しないということでした。
なんとも厄介なシステムだなと感じました。
そんなこんなで私の電子レンジ配送事件は無事に解決しました。
楽天オークションは、「商品の発送方法」の選択に注意!
学生時代、お小遣い稼ぎがてら、不用品を楽天オークションに出品していたのですが、一度、発送関連でちょっとしたトラブルが。
当時、私は商品の発送料を自分で負担していたため、少しでも安い送料で送りたいと、日本郵便が提供している「ポスパケット」(現在は廃止されています)というタイプの郵便で送っていました。
ポスパケットとは、規定のサイズ以下の郵便物であれば、全国一律料金で送れるもので、私のような、送料を少しでもおさえたい出品者にとっては嬉しいサービス。
ちょっとした置物やキーホルダーを出品していたので、このポスパケットはとても使えました。
しかしある時、商品を発送時に、いつものように「ポスパケット」で発送をしようとしたところ、サイズオーバーで送れないと言われてしまったことが。
この時困ったのが、【楽天オークションは一度発送方法を選択すると、後から変更することができない】ということでした。
そのため、一度「ポスパケット」を選んだ私はやむを得ず、規定サイズにおさまるちょっとしたお菓子を落札者の方にお送りすることに。
その際、「発送方法の選択を間違えたため、改めて商品を発送したい」という旨のお手紙を添え、ルール違反かもしれませんが、私自身の個人メールアドレスもお伝えしました。
その後、無事に落札者の方のもとにお菓子と手紙が届いたようで、私の個人メール宛にご連絡をいただき、無事に当初の商品を発送することができたのです。
楽天オークションといえば、知名度も高く、利用者数も多いため、出品を考える方も多いかと思いますが、大手であってもまだまだ不便なところも多いのが現実です。
(現在はサイトが改善されている可能性があります)
私が今回の経験から学んだのは、とにかく「出品時の必要項目の入力や選択は慎重に行う」こと。
特に何度か出品をしたことがあると、慣れから気が緩んでしまうこともありますが、毎回確認を怠らないことが大切だと思います。
また、オークションで取引をする上で一番大切なことは、やっぱり「落札者の方との信頼関係を築く」こと。
個人間取引といえども、商品を落札してくださった方は、対価としてお金を払っています。
数ある商品の中から、あなたの商品を選び、当然ながら商品の到着を心待ちにしてくださっているので、商品が無事に到着するまでは、誠心誠意対応することが出品者としての責任だと思います。
余談ですが、私は当時、少しでも自分の商品を高値で落札してもらおうと、商品の魅力をかなり煽るようなキャッチコピーや商品説明を掲載していたことがあります。
具体的には、女性用のランジェリーを出品していたのですが、「めちゃモテ」など当時のファッション誌を賑わせていたような見出しを多用して、落札者の方の目を引こうとしました。
ここまではよかったのですが、問題は「梱包方法」。
商品説明はいっちょ前なキャッチコピーで魅力全開な商品として見せていたのに、ランジェリーを詰めたのは、携帯電話の空き箱…という惨状。
今振り返ると、もっと落札者の方の期待に添えるよう、梱包方法まで気を配るべきだったと反省しています。
そのランジェリーを落札してくださった方は、他の商品を落札してくださっていたのですが、その梱包方法を見たからか、急遽残りの商品のキャンセルの連絡をいただくことになってしまいました。
楽天オークションほどの大手サイトになれば、当然ながら多くの商品が出品されているため、競合はとても多く、ありきたりな商品コピーや説明では、他の商品と差別化できず、埋もれてしまうものです。
しかし、コピーに力を入れるのなら、その裏には、落札者の方の期待も同時に高めていることを忘れてはいけません。
落札者の方の立場にたって、「自分が相手の立場だったら、どのように対応してもらえたら嬉しいか」を考えることが、オークションで出品する上で、何より大切なことかと思います。