ただのカードと思っていたのに…

せどりや転売の読者体験日記

特に用事もなかったが、何もすることがなかったため、久々に実家に帰ることにした。

今でも実家には自分の部屋があり、他県の大学へ進学後そのまま就職したため、僕にとっては高校時代の青春や思い出が詰まったまま時が止まってるような場所だった。

僕が小学生の時代は、ポケットモンスターいわゆるポケモンがこの世に誕生し、爆発的なブームとなっただけでなく、遊戯王カードやデジタルモンスター(デジモン)、たまごっちなど正にホビー界の大革命が起きているような時代だった。

その中でも、僕は遊戯王カードにドはまりしてしまい、小遣いやお年玉などのほとんどを費やしていた。

ただ、ポケモンもそうだが遊戯王カードの流行もすさまじく、新しいカードパックが出ては当時の最高レアであるウルトラレアカードを「A君が持ってた」だの「B君がC君のブルーアイズホワイトドラゴンと交換してた」と学校中で話題になっていた。

とはいえ、新しいパックが出たとしても、当時の価格で5枚入り/Pが150円であり、小学生の小遣いレベルでは月に2P買えれば関の山というレベルで、親がお金持ちだとか小遣いたくさんもらっている子たちは、常にウルトラレアカードを持っており、学校では大変な人気者であり、当時は羨ましい存在であった。

そういった格差的なものが出てきたものだから、今だからこそデマとわかるが、当時小学生で小遣いも少なかった僕は風のウワサで「カードの入っているパッケージの裏面にあるバーコードの列が変わっているものがあり、それを発見できれば確実にウルトラレアが手に入る」というのを耳にしてしまったものだから、そこからはひたすらパッケージとにらっめこしながら、「これは違う」「あれはそうだ」といったことを繰り返していました。

もちろん、小学生時代のウワサなんてものは、僕が知っていることは他の全員が知っていました。

ちなみに遊戯王カードよりも、ポケットモンスターのウワサのほうがすさまじく、超レアモンスターであるミュウは本来配布でしか手に入らないはずのに、バグ技を使い手に入れたり、学校の特定の場所でダウンジングマシンを使うとマスターボールが99個手に入るといった感じで、いうなれば混沌としたカオスのようなさまざまなウワサが飛び交っていました。

そんなこんなで中学生になり、興味が別方向へ変わっていき、いつの日か遊戯王カードやポケモンのことを知ってはいるけれども、実際に集めたり、遊んだりすることはなくなっていました。

興味を失いかけてくると、モノに対する執着もなくなるため、簡単になくしたり壊したりするものですが、当時の両親が「せっかく金出して買ったのだから、箱にいれてとっとけ」と言ってくるもんだから、「なんでこんなものを…」なんて思いつつ、箱にまとめてとっていました。

こんなことをふと帰ってきたときに思い出してしまったので、久しぶりに箱の中身を見てみると、ゲームボーイや遊戯王カードなど当時遊んだ思い出がきれいに残っていたため、「懐かしいな」と思いつつ思い出にふけっていた。

よく通っていたゲームショップがまだ残っていたため、久しぶりに行ってみると、そこには「カード買い取ります」の文字があり、しかも「遊戯王カード」とまで書いてある。

所詮カードだし、取っといても仕方がないと思い、小学校時代の遊戯王カードを思い切って査定に出してみた。

査定中、店内にさまざまなカードが置いてあったので、値段を見てみるととんでもない高値がついているものもあり、その中には僕が持っている初期のブルーアイズホワイトドラゴンが入っていた。

なんだかドキドキしてきたが、査定が終わった放送を聞き、カウンターに向かうとレジの表示には「?120,000」の文字。

見た瞬間変な声と変な汗が出て、店主に「本当ですか?」と確認すると「本当です。状態はきれいだし、レアものが多いですよ。」と。

昔の思い出を大事にとっておくよう言及してくれた親に感謝し、そのお金で両親を食事に連れて行った。

ただのカードでも価値は全然違うんだなと感じた日だった。

私の使わないものにも価値はある

最近メルカリを登録したので要らないものを探してみることにした。

とにかく家では使わないものも散らかり放題なままなのでくだらないガラクタや不用品が多いのでした。

そこで家族と話し合って一緒に要らないものをまとめてみることにした。

特に洋服類が多かった私の部屋には趣味のランニングで薄汚れた速乾性Tシャツが目立ちました。

白色のTシャツはTシャツの繊維の奥まで砂や土が入り込み
とても一般論として売れる状態ではありませんでした。

でも家族がどうせ要らないものなんだから考えて工夫を
すればもしかしたら売れるかもしれないと言う意見があって、どのようにすれば売れるのかを考えてみることにしました。

最初に思い付いたアイデアは、Tシャツをまとめ売りする事でした。

でもまとめ売りをしてしまうとバラバラに欲しいというコメントが来てしまったら結局売れ残ってしまうと言う意見も出て不採用となりました。

そこで次に考えたアイデアは、Tシャツが汚れているので作業服として販売をかければ売れるのではないかと考えました。

敢えてネガティブなポイントを大きく売り出す事でニーズをこちらから提案する作戦を思いついたのでした。

これには家族全員大賛成となりました。

そうと決まると次に考えたのは、このTシャツの値段をいくらとして販売するかでした。

メルカリでは最低300円で販売できるのですが、
Tシャツのサイズなら郵便局で195円で発送が出来ることが分かりました。

300円で販売をして195円だと利益が全然ないよねと言う意見があった他、要らないものにお金になるだけで十分じゃないかと言う意見もありました。

私は後者の意見の方が納得でした。

こんな薄汚れたTシャツがお金になるのですから逆にお金を出した方に大金を出させる事はさすがに出来る訳ありませんでした。

話し合いの末、金額をどうしても300円よりかは上げたいと言う前者の考えも踏まえて500円と言う大金に設定して販売する事にしました。

早速、写真を撮ってみたのですが汚れは写真でも目立ち本当に売れるのかなという気持ちでした。

メルカリは出品すると何人がその商品を見たのかという情報がわかるのですが販売を開始した当初は0人という数字が表示されており、やっぱりなと思っていました。

それからこの商品を出品し始めたことも忘れていて
いつもの様に過ごしていました。

そんなある日、家でテレビを見ていると「ピポンっ」とスマホの通知音がするので見てみると、あのTシャツにコメントがつきました。

慌ててスマホを開くと、コメントには「来週に引っ越しを行う為汚れてもいい服を探しておりました、購入してもよろしいでしょうか?」というコメントが来ていました。

私は、飛び上がって驚きました。

「どうぞ」と言う返事を返すと、すぐに売れました。

この状況には本当に驚きました。

なんでこんな薄汚れたTシャツが売れるのかと言う点もそうですが、なんでその汚れたTシャツに500円もの価値があるのかという点でびっくりしてしまいました。

ブランドものやレアなもので有れば確かに価値はありますが、私が出品したのはシワクチャで汚れたシャツでした。

この時私の心の中では、世の中のお金の価値は人それぞれなんだと気付かされました。

家族の中で300円が妥当と話し合いをしましたが、それが500円だと思う家もあれば1000円だと思う家族や人がいるかもしれないなと思いました。

家族に売れたことを話すとびっくりして笑いこけていましたが、世の中何が起こるか分からないという事がよく分かったので来週もう一度、家の要らないものを家族総出でまとめる事にしました。

私の使わないものにも価値はあるのだと学びました。

不要品を某オークションサイトで売ったら本当に全部売れた‥。

初めまして都内在住の男性です。

私が某オークションサイトを利用して不要品を転売した時のお話しをさせて頂きます。

宜しければ暇潰し程度で構いませんので最後までお付き合い下さい。

それでは。

私は以前知人から某オークションサイトを紹介されました。

紹介された理由は私が年末の大掃除をした時にかなりの数の不要品が出て処分するのにお金が掛かると知人に愚痴をこぼした事がきっかけでした。

ちなみにかなりの数の不要品というのはビデオデッキやCDコンポやDVDプレイヤー等の品です。

こうした品が物置小屋からズラズラと出てきましたが正直どの品も型は古くいつか処分しようと思いとりあえず物置小屋に置いておいた物ばかりでした。

私はこの機会にいい加減処分しなければいけないな‥と思い物置小屋からこうした品を全部部屋に持ち込み粗大ゴミで出そうと思いました。

しかし実際粗大ゴミで出すとそれなりの費用がかかる事は知っていたのでバカらしいなと思いリサイクルショップに持ち込みました。

リサイクルショップに持ち込むとどの品も300円から500円程度の値段しか付かず‥私の悪い癖なのですが。

何だか勿体ないなという気持ちが出てしまいリサイクルショップでの買取りを断ってしまいました。

こうした経緯があり最終的に知人と会った時に不要品の処分に関しての愚痴をこぼしてしまいました。

しかしこの愚痴が私にとっては良い方向に向きました。

なぜなら知人はオークションサイトを利用して売っちゃえば良いじゃん!と助言をしてくれたからです。

私はオークションサイトというものは聞いた事があり知ってはいましたが。

こうした何年何十年も前の物は売れないだろ‥と思っていましたし。

利用するのにもいろいろと面倒なんだろ?と思っていましたのでこの時までは一切手を出さずにいました。

しかし知人の後押しもあり私は一度試しに利用してみる事にしました。

実際に利用すると登録手続きを済ませて不要品をカメラで撮影してアップロードして値段をつけて出品するだけでした。

私は今まで食わず嫌い状態でなぜ利用しなかったのだろうとこの段階で多少後悔しました。

とりあえずこうして不要品を一気に出品してあとは結果を見守るという状態になり。

私は本当に売れるのかな‥?と半信半疑で待つ事になりました。

しかしです‥出品した品は出品してから約30分で一つの品が売れました。

ちなみにその品はCDプレイヤーでした。

私が付けた値段は2000円だったのですがお客さんはあっさりと購入してくれて。

その後料金も振り込まれましたので私は呆気にとられながらも配送準備を済ませてお客さんの住所元に品を送りました。

私はこんなに簡単に不要品が売れるのかと驚きながら更に他の品の行方を見守りました。

結局私が出品した品。

全8品は完売しましたが。

私はなぜこんなに古い商品をわざわざお金を支払い購入するのだろうと疑問しかありませんでした。

ちなみに私が出品した品はCDプレイヤーとベータのビデオデッキ2台と

デスクトップのパソコンとワープロとテレビデオというテレビとビデオが一体型になっている

テレビとショルダーホンとブラウン管テレビの8品でした。

ちなみに全て壊れてはおりませんが。

カバーが割れていたりボタンが取れていたりと外観はボロい状態でした。

こんな品が全て売れて合計額はナンと3万2000円になりました‥。

元々はお金を支払い処分するつもりの品だったのに逆に処分する事でお金が貰えるとは本当に思ってもいませんでしたから非常に驚きと共に嬉しかったです。

古い品が好きな人は世の中にたくさんいるのだなと思いましたので。

この経験をした後もすっかり某オークションサイトにハマりちょくちょく出品するようになりました。

本当に後押ししてくれた知人に感謝です。

お読みいただきありがとうございました。